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外壁の苔(コケ)が気になりだした時に対処したいこと

 外壁に苔(コケ)が発生すると審美性を大きく損なうだけではなく、外壁塗装を劣化させることから早めに対処するのがおすすめです。
苔は植物の一種で湿度と養分がある場所に根を張って成長を続け、やがて胞子をまき散らして増殖します。


僅かな水分と光があれば光合成により急成長できるので、はじめはほんの小さな範囲であっても、瞬く間に外壁塗装全体へと広がってしまうケースがほとんどです。
外壁塗装にモルタルなどの耐水性が比較的低い素材を使用していた場合にはもちろんのこと、

耐水性の高い素材を使っていたとしても経年劣化により耐水性が落ちてくると湿気が溜まりやすくなり、苔にとって過ごしやすい環境を与えてしまうことになります。

 

 


また、表面の仕上げも大きく影響し、コンクリートやザラザラしたサイディングボードなど表面に凹凸がある場合には、

それらの面に水分や苔にとっての養分が停滞しやすくなり、繁殖してしまう要因となるケースもあります。


コケが広がると外壁塗装が変色してしまうのに加えて、さらに湿気が呼び込まれることで増殖が促され劣化を進めてしまいます。
コケはカビが発生する遠因となり、もしも人間が呼吸から体内へ取り込んでしまえばアレルギー性鼻炎をはじめとする疾病を発症させてしまう可能性もあることから健康面でも迅速な対処をする必要があります。


具体的な対処法は、範囲がごく小さく手を伸ばせば届く範囲であれば塩素系漂白剤を3倍に薄めた水溶液をコケに塗布してから10分程度待ち、スポンジや雑巾などで軽く拭き取ります。
強く擦ってしまうと外壁塗装を傷めてしまう可能性もあるため、1回で落とせなければ再度塗布するところから繰り返し行います。


固まっていてなかなか落とせない場合は、洗浄用のブラシを使う方法もありますが、この時はくれぐれも外壁の素材を傷めないように注意しながら行います。

それ以外にも、ホームセンターなどで販売されているコケを除去するための専用のクリーナーを利用する方法もあります。
手の届かない範囲や、あまりにも範囲が広い場合には高圧洗浄機を使う方法がありますが、強い圧力を掛け過ぎると素材を傷めるリスクがあります。

 

これらの方法でも対処できなかった場合、あるいは自身で行うのが困難な場合は専門の業者に相談するのがおすすめです。


技術と経験を持っているのはもちろんのこと、一般家庭で用意するのが難しい業務専用の機材や薬剤を使用し、綺麗に仕上げてもらえるのが期待できます。

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