外壁塗装に使われる塗料の一つに、石材調に仕上げることができる意匠性塗料というものがあります。

使用する塗料によっては断熱、防火性、防水性などというように機能性に特化している塗料は多いですが、なかでも意匠性塗料はデザイン性に優れた塗料です。
勿論通常の塗料と同様の機能は持ち合わせていますが、高級や外壁の美観を重視したい方だと多少の費用がかかっても意匠性塗料を使った塗装を希望される方も多くいます。

中でも石材調仕上げ塗料は樹脂の中に細かく砕いた天然石やセラミックスを混ぜ合わせた塗料で、大理石調、御影石調、天然石調などの様々な石の風合いを表現することができます。
配合されている成分が無機質の素材になるため塗膜に使用する樹脂の質により、より高い耐久性を期待することも可能になります。

注意したいポイントとしては、塗り替えで使用する際に既存の塗料が弾性の塗料を使用していた場合には相性が悪いという点です。
塗膜が固い石材調塗料では、塗膜が柔軟な弾性塗料に追随することができないためひび割れが発生するリスクが高まってしまいます。
現状の塗料が何を使用しているかしっかり見極める技術を持った施工業者に相談してから決めることが重要になるでしょう。