塗装時の見積で「高い建物ではないし足場はいらないのではないか？」という反応がよくありますが、外壁塗装において質の高い施工をするために足場は非常に重要です。

いい足場の条件とは基礎が揺れずに職人が無理のない姿勢で手が届きやすく、お客様の生活の邪魔にならず、安全であることです。

外壁塗装で気になる匂いや塗料の飛散も足場に飛散防止シートをかけることで防止につなげています。

足場の架設工事自体は1日程度で完了しますが、その後の養生、高圧洗浄、下地処理、塗装と一連の作業はこの足場を利用してする作業のため緻密に計算されて組み立てられていることが分かります。

外壁塗装は高所での作業が多く、常に転落の危険が伴っています。

細心の注意を払っていたとしても危険が伴う作業には変わりないため、2021年より2メートル以上の高さで作業をする際にはフルハーネス型墜落制止用器具の使用が義務づけられるようになりました。

一件足場代は高いように感じるかもしれませんが、まず設置場所の下見を行い、採寸をして必要な部材を用意します。

安全性と作業のしやすさを担保したうえで質の高い施工には必要不可欠な要素ですので相場をよくみて依頼をすることが重要です。