敢えて古いが新しい?外壁塗装のリシン仕上げ
外壁塗装の仕上げ方法には様々な種類があり、どのような風合いにしたいかによって選択する手法が変わってきます。
近年流行りの和モダンスタイルや、昔の日本を思わせるようなツヤを抑え、落ち着いていて暖かみのある印象に仕上げたい方の検討して頂きたいのがリシン仕上げです。
リシンとはモルタル外壁などの仕上げ材として用いられる表面化粧材のことで、細かく砕いた石や砂に樹脂やセメント、着色剤などを混ぜて施工するため、表面がザラザラとした仕上がりになるのが特徴です。
リシン仕上げは20年ほど前に主流だった外壁塗装ですが、現在はサイディングが主流になっており、新築でリシン仕上げが行われることは少なくなっています。
一般的に凹凸が多く、隙間にホコリや水アカが溜まるので汚れやすい点や、防水性が低くひび割れが発生しやすいというデメリットが挙げられることも多かったのですが、近年では力性があってリシンの弱点であるクラックへの追従性を高め、ひび割れしにくく防カビ、防藻性にも優れた弾性リシンも開発されています。
リシン仕上げに興味がある際には施工業者に弾性タイプのリシかに加え、汚れやすい部分には低汚染型での塗装ができるか問い合わせてから検討してみるといいでしょう。
前の記事へ
« 味気ないとは言わせない!魅せ技が強い多彩模様塗料次の記事へ
備えあれば憂いなし!外壁でできる耐震対策 »