計上科目はよく考えて!外壁塗装と減価償却
事業用として使用する建物の塗装をする場合には確定申告を行う必要があります。
一般的に外壁塗装工事は建物の維持を目的として行われるため、経費処理上修繕費として処理をされる場合が多くあります。
計上するための条件はありますが、節税効果が期待できる減価償却として処理することが出来るケースもあるのです。
減価償却を行うメリットとしては何より赤字を抑制できることです。
修繕費として計上した場合には一度に金額を計上する為損益部分で赤字になる可能性が出てきます。
減価償却だと複数年にわたり費用の計上が可能になるため年間に対する負担額が軽減されるので、ビジネスローンを組む予定や、銀行に事業融資を依頼する予定がある場合には利益率が高いに越したことはないので考慮してみてもいいかもしれません。
ただし年度ごとに計上できる経費の上限金額が決まっている点と、他にも減価償却として処理している項目があった場合には経理上デメリットとなる可能性もでてきます。
使用している塗料の耐用年数や金額によって条件があるため、詳しくは国税庁が公開している確定申告の減価償却費を確認し、担当の税理士さんとよく相談をするようにしましょう。