ブログ一覧


塗装が浮いたり剥がれたりする原因と対策は?

外壁は、雨水を直接受けたり直射日光が当たるなど天候による影響で劣化してしまうため、定期的な外壁リフォームが必要です。
塗装も塗料の耐久性などから10年前後を目安に塗り替えることが大切ですが、せっかく塗装し直しても数年で塗料が浮いたり剥がれたりしてしまうことがあります。
このような状態になると防水効果が消えて壁に湿気を帯びることが多くなり、それが乾くことで壁自体が歪むなどのトラブルが発生してしまうので注意が必要です。
塗装が浮いたり剥がれたりしてしまう原因はいくつかありますが、数年で異常が発生してしまった場合は塗装業者の施工不良が考えられます。

外壁塗装を行う場合は、基本的に下塗り・中塗り・上塗りの3回の重ね塗りが行われます。
下塗り作業は外壁の下地とその上に塗る仕上げ用塗料の密着力を高めるために行われるもので、高圧洗浄で旧塗膜や汚れをしっかりと落としから行わなければなりません。
洗浄が不十分な場合は特に浮きや剥がれを起こしやすくなるため、対策としては洗浄時に立ち会うことで業者の手抜きの抑止力となります。
もしくは洗浄前と洗浄後の写真を撮ってもらい、業者の口からその違いを説明してもらうことがおすすめです。
次に、外壁塗装に使用される塗料の多くは水性塗料となっています。
水性塗料はその半分が水分で、その水分を蒸発させて残った樹脂で塗膜を形成します。
この水分が完全に蒸発する前に次の行程に移ってしまうと、生乾きの塗料に次の塗料の水分が吸収されてしまい形成不良が発生してしまいます。

乾燥不足による形成不良は浮きや剥がれの大きな原因となるため、対策として業者から塗装工程表を提出してもらい、十分な乾燥時間が設けられているか確認しておくことが必要です。
外装塗装でトラブルを未然に防ぐための対策は、信頼できる業者に依頼することが一番のポイントです。
真面目で信用できる業者に依頼できれば、施工不良に遭遇するリスクは大きく軽減します。
また、施工に立ち会ったり作業前後の写真を残すように依頼するだけでも業者の緊張感はぐっと高まります。
別にプレッシャーを与える訳ではありませんが、このように依頼されることで「しっかり作業しなければ」という気持ちになるため手抜き工事を防ぐ効果があります。
もしも数年でトラブルが発生した場合は、速やかに施工業者に連絡することが必要ですが、業者と連絡が取れなくなってしまった場合は消費者センターや紛争処理支援センターなどの無料相談を利用することをおすすめします。

プライバシーポリシー  /  特定商取引に基づく表記      Copyright (C) 2020 T・Yカンパニー株式会社. All rights Reserved.