外壁塗装は住宅を長持ちさせるために必要な塗装ですが、住宅には外壁の外にも長持ちさせるために重要な部分があります。

その中でもあまりされないことが多いのが軒天で、屋根の裏側で外壁から突き出た部分になり、この部分が腐食してしまうと住宅自体が汚い印象を与えてしまうので注意をしなければなりません。また雨水などによる浸食が進むと湿気が住宅の中に侵入してしまうこともあるため、注意をすることが大切です。

軒天はケイカル板やベニヤ板などが使用されることが多く、そのため軒天の塗装は水性のアクリルエマルションペイント（AEP）と呼ばれる塗料を使用することが多くなっています。

この塗料は彗星であるため水で薄めて使用することが多く、手軽に塗ることができるのも特徴です。

また近年ではNADと呼ばれるアクリル樹脂系非水分散形塗料を利用することも少なくありません。

この塗料はAEPよりも親水性が高く、またヤニ止めなどが含まれているため、耐久性も高いのが特徴となっています。軒天は屋根や外壁等に比べると目立たない部分ではありますが、下から見上げると比較的目につく場所でもあるので、こまめに塗装をすることも重要であり、家の格式を保つためにはその状態に注意をしておくことが大切です。