施工不良に要注意 ピンホール現象とは
外壁の塗膜面に針穴のような1~3ミリ程度の小さな穴がプツプツと現れる現象をピンホール現象といいます。
一つ二つ程度の発生にさほど問題はありませんが、密集して発生している箇所がある場合には注意が必要です。
ピンホール現象が発生する原因としては塗装工事日の気温が適切ではなかったり、塗装器具の不具合や不純物の混入、不適切な塗料の希釈などが挙げられます。
気温が高すぎる際には塗装表面と内部の乾燥スピードのムラが、低温時には乾燥スピードが遅くなり、各塗りの工程で乾燥が不十分なことが発生の原因になるとされています。
塗装に使用するスプレーガンの内側が汚れていた際には塗料に水と汚れの油分が混入して混ざりあわないこと、不適説な希釈により粘度の低下や急激な乾燥によっても引き起こされる現象です。
密集したピンホール現象の発生は親水性がなくなり、空いた穴から雨水が外壁下地内に入り込んでしまうことにより、外壁材や柱の損傷、湿気からシロアリ発生の原因につながり兼ねません。
発生時期の目安は工事後1週間から10日程度で見られます。ピンホールの発生は業者の施工不良である可能性が非常に高いので保証期間内に速やかに相談をするようにしましょう。
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