最高峰の耐久性 無機塗料を使用した外壁塗装の魅力とは
無機塗料とは塗料の中でも最高峰の耐久性を誇る次世代塗料とされており、2006年ごろから販売され始め、現在積極的な開発と販売が進められてきている塗料です。
無機塗料は塗料の原料にガラスや陶器、石やレンガといった紫外線で分解されない無機物を配合しているため、耐用年数が20~25年程度とフッ素塗料を超える耐久性として強く注目を集めています。
一般的に使用されている塗料は有機塗料で、アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素などの樹脂成分が含まれており、樹脂の成分によって塗膜の基本性能やグレードが決定されます。
色あせやチョーキングなどの塗膜の劣化事象は、この樹脂が紫外線によって分解されることで発生する劣化現象のため、樹脂の含有量が少ない無機系塗料は劣化現象に強いとされています。
積極的な開発は進められていますがまだ比較的新しい塗料であるため、塗装が出来る外壁も限られているという点で選定が難しい塗料ではあります。
現状無機物の含有量に定義が定められていないため、使用している塗料メーカーが大手で販売されている塗料であるかの確認と、高機能塗料の工事は専門性の高い工事になるので依頼する業者選びも慎重に行うことが重要となるでしょう。
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